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ビジネスで使える祝電の文例をシーン別にまとめてご紹介

2023/09/15 更新日:2024/04/15
ビジネスの場で祝電を出す機会は、意外なほどに多いものです。
ここではお祝いシーン別に、会社から祝電を送る場合のマナーや文例、適した電報の選び方を紹介します。

シーン別、ビジネスでの祝電の文例と送り方

一口に「ビジネスの相手に送る祝電」といっても、「どのようなお祝い事か」で、送るべきタイミングや宛先、選ぶ文例は変わってきます。
ここでは、
  • 結婚式
  • 就任/昇進祝い
  • 開業/開店祝い
  • 退職祝い
  • 創立記念/創業祝い
  • 叙勲や褒章の受章祝い
の6つに分けて、それぞれ解説していきます。

なお、ビジネス相手に送る文面は、友人や親族などに送る場合よりも、やや硬質な文章とするのが一般的です。
ビジネス上のマナーを守った文章を選びましょう。


1.結婚式/式当日に間に合うように/新郎もしくは新婦/結婚式場

結婚式のお祝いの電報は、「その結婚式の当日までに、結婚式を行う結婚式場宛てに、新郎もしくは新婦の名前」で送るのが基本です。
宛名は、ビジネスの相手であった新郎もしくは新婦の名前にするとよいでしょう。

【文例】
「ご結婚おめでとうございます。お二人の新しい門出を祝福し、ご家族皆様方のご多幸を心よりお祈りしております」

結婚祝いの文例はこちら
結婚式の祝電・ウェディング祝電特集はこちら

2.就任・昇進祝い/辞令後1週間以内、相手先の営業日に/当事者/勤務先

就任・昇進祝いの電報は、辞令が出てから1週間以内に送るようにします。なお昇進祝いの電報は相手の勤務先に送る都合上、「相手の会社(就任先・勤務先)の営業日」に到着するようにするのがマナーです。
宛名は、就任・昇進をした当事者の名前とします。

【文例】
「この度はご昇進誠におめでとうございます。〇〇様の今後の益々のご活躍をお祈りいたします」

「ご就任おめでとうございます。健康には十分留意され、より一層卓越した手腕を発揮されますよう、ご期待申しあげます。」

昇進祝いの文例はこちら
就任祝いの文例はこちら

3.開業・開店祝い/開店1週間前までに/相手先の代表者に/開業した住所に

開業祝い・開店祝いは、文字通り「開業・開店をしたことを祝うもの」ですから、できるだけ早くに送りたいものです。遅くても開業・開店1週間前までに送るようにします。「実際に開業・開店した後」ではなく、「開業・開店に先駆けて送ること」が重要であるため、開業・開店の連絡を受け取ったら迅速に手配をしましょう。
また開業・開店の直前は非常に慌ただしいものですから、できれば当日や前日の到着は避けたいものです。
送り先は、「開業・開店した住所」です。宛名は、相手先の代表者としましょう。

【文例】
「ご開店、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。今後、益々ご発展されますように、お祈りしております」

開店祝いの文例はこちら
開業祝いの文例はこちら
開店祝い・開業祝い 電報・ギフト特集はこちら

4.退職祝い/退職日までに/当事者/勤務先もしくは自宅

退職祝いの電報は、相手の退職時までに送るようにします。なお退職祝いの場合は、送り先の候補が「勤務先もしくは自宅」と、2つあります。また、宛名も、「どこに送るか」によって描き方が異なります。
相手の勤務先に送る場合は、「役職+当事者の名前」にします。相手の自宅に送る場合は、当事者の名前だけとし、役職は記しません。

【文例】
「ご定年おめでとうございます。長年にわたる○○様のご指導に深く感謝申し上げますとともに、その残されたご功績に深く敬意を表します。○○様の今後のご健康とご活躍を心からお祈りいたします」

退職祝いの文例はこちら

5.創立記念・創業祝い/記念日当日もしくは前日、式典ある場合はその前日まで/相手先の代表者、または式典担当者に/会社、または会場に

創立記念・創業祝いの電報は、創立記念日の当日もしくは前日までに「会社宛」に送るようにします。会社宛に送る場合の宛名は「相手先の代表者」とします。
式典がある場合には、式典の前日までに会場にお届けするとよいでしょう。この場合の送り先は「式典会場」です。宛名は「相手先の代表者、または式典担当者に」とします。

【文例】
「貴社創立記念日、誠におめでとうございます。社長様はじめ社員の皆様のご健勝と、貴社ますますのご隆盛をお祈りいたします。」

「結成記念のご祝典、誠におめでとうございます。栄えある今日の日を迎えられたことを心よりお喜び申し上げます。今後ともますますのご発展とご隆盛を祈念し、祝辞を述べさせていただきます。」

創立記念の文例集はこちら

6.叙勲や褒章の受章祝い/受章の報せが届いたらすぐに、式典がある場合はその前日に/当事者に、または式典担当者に/自宅または勤務先、または会場に

叙勲や褒章の受章祝いの電報は、受章の報せを受けたり、新聞などで受章を知ったらすぐに送るようにします。
宛名は、相手の自宅に送る場合は「当事者の名前だけ」を記載し、相手の勤務先に送る場合は「役職+当事者の名前」を記載します。
受章祝いの式典がある場合には、式典の前日までに会場にお届けするとよいでしょう。この場合の送り先は「式典会場」です。宛名は「相手先の代表者、または式典担当者に」とします。

【文例】
「○○ご受章、誠におめでとうございます。心よりお喜び申しあげますとともに、今後ますますのご活躍をお祈りいたします。」

叙勲や褒章の受章祝いの文例はこちら


ここで挙げた文例は、あくまでひとつの「例」です。ビジネス相手に送る電報でも、文例を使うのではなくオリジナルの文章で送ることも可能です。その場合は、電報のマナーを考慮した上で文章を作成すると良いでしょう。

シーン別、おすすめの電報について

「どのようなお祝い事かによって、送るべきタイミングや宛先、選ぶ文例は異なる」としましたが、当然「どのような電報の種類が適しているか」もお祝いの内容によって異なります。
ここではそれぞれのお祝い事に適した電報の種類と、その理由について解説していきます。


・結婚式 「結婚式」は非常に多くの祝電を受け取るイベントのため、結婚式用の電報は数多く存在します。その中でも、ビジネス相手に送るのにふさわしい電報を選ぶ場合、布張り電報の「希望」は有力な選択肢の一つです。
押しつけがましくなく、砕けすぎていない、しかし確かな暖かみを持つ「127 希望」は、取引先の方や会社の関係者の結婚を祝うときにぴったりな電報台紙です。シンプルながら格調高さを感じさせるデザインなので、どのような世代の結婚式にでもマッチします。使用後はフォトフレームとしてもご利用いただけます。また、価格も手頃で、受け取った方も負担を感じにくいのもメリットの一つです。


・就任・昇進祝い ビジネス相手に送る昇進のお祝いの電報は、落ち着いたものを選ぶのが良いでしょう。「昇進祝い」となれば、目上の方や取引先の相手などビジネスにおいて非常に大事な関係性であることが予想されますから、高級感のあるものが喜ばれます。
漆芸台紙である「寿ぎ」は、おめでたい松竹梅や折り鶴といった「おめでたいモチーフ」が写し取られているため、大切なビジネス相手の昇進祝いにはぴったりです。
また、松竹梅や鶴は「長寿」を連想させるものであるため、年長の方には特に喜ばれるでしょう。


・開店・開業祝い 開業・開店祝いの贈り物の定番は「胡蝶蘭」です。新しく開店したお店に胡蝶蘭の花が飾られているシーンは、だれもが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という意味を持っていますし、高価なイメージもあるため、まさに開業・開店祝いにぴったりです。縁起物としての性質も持つため、開業・開店祝いに送ると特に喜ばれます。
なお胡蝶蘭には白色やピンク色がありますが、ビジネスの相手に送るならば、「胡蝶蘭」と聞いたときに真っ先にイメージしやすい白色のものを選ぶとよいでしょう。

開店祝い・開業祝い 電報・ギフト特集 開店祝い・開業祝いのマナーはこちら


・退職祝い 「最高(”Supreme”)」という言葉が打ち込まれた布張りカード「至福」は、シンプルながら非常に強いメッセージ性を伝える電報です。波打つような光沢を持つ木目模様と、淡いブルーを掛け合わせたすがすがしいデザインの電報は、「これからのあなたの幸せを祈る」「祝福の気持ちを綴る」という場面にぴったりです。
退職祝いの電報としてはやや若すぎるイメージもあるかもしれませんが、「第二の人生のスタートをお祝いする」という気持ちを伝えることに長けた電報だといえるでしょう。
こちらの「至福」もフォトフレームとして利用できます。

また、退職する方が女性の場合は、ぜひこちらのページも参考にしてみてください。

女性に贈る退職祝いの電報メッセージとおすすめギフト3選


・創立記念・創業祝い お祝いの贈り物でどなたにも喜んでいただけるのが「生花」です。特に、アレンジメントフラワーは、花瓶を用意する必要がなく、そのまま飾っていただけるというメリットがあります。
様々な種類の花を使った「このアレンジメントフラワーのように多様な個性を持った方たちが集まり、発展している御社が、今後もますます綺麗な花を咲かせ続けられますように」という願いを込めたメッセージとともに贈ると、より喜んでいただけるでしょう。
また、相手先の会社にイメージカラーなどがある場合には、そのカラーに合わせたアレンジメントを選ぶと良いでしょう。

アレンジメントフラワーの一覧はこちら


・叙勲や褒章の受章祝い プリフォトフレーム電報は、メッセージとプリザーブドフラワーが組み合わさった一体型タイプの電報です。お祝いのメッセージを花と共に飾ったり、写真を入れてフォトフレームとしても利用できるので、授与式の際の写真を入れて記念に飾っていただくことも可能です。
お花のカラーも3色展開しているので、贈る相手に合わせて選ぶと良いでしょう。

また、各褒章の名前には色が使われており、それぞれの色がどの褒章であるかを表しています。
プリザーブドフラワーはカラー展開が豊富ですので、相手が受章した褒章に合わせた色のプリザーブドフラワーを贈るのも喜ばれるでしょう。

プリザーブドフラワーの一覧はこちら

ここでは「ビジネス相手のお祝い事に送る電報の種類」をいくつかピックアップしましたが、これ以外にも多くの種類があります。相手の喜ぶ顔をイメージしながら、相手の立場や年齢に合ったものを選んでいくとよいでしょう。

まとめ

ビジネス相手のお祝い事に電報を送る場合は、プライベートの相手に電報を送る場合に輪をかけて、マナーに気をつけることが重要です。綴る文章は、プライベートのときよりも硬質なものにすると、失敗が少ないでしょう。
「どのようなお祝い事か」によって、送るべきタイミングや宛先、文章、適した電報台紙も変わってくるので注意しましょう。ただ、ビジネス相手であってもプライベートの相手であっても、「相手の気持ちに寄り添い、相手のお祝い事を寿ぐために送る」という電報の基本の性質には変わりありません。

電報屋のエクスメールでは、祝電・お祝いの文例を多数ご用意しています。お祝い電報を送るお祝いのシーンはたくさんあります。
初めての方でもわかりやすく、送り方やメッセージ内容などもサポートさせていただきますので、お電話でもお気軽にお問い合わせください。

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