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弔電を会社から送るときの基本的なマナーと文例をご紹介

弔電
2021/10/25 更新日:2023/07/24
勤めている会社の社員やそのご家族、取引先などの訃報を聞いた場合、会社から弔電を送ることがあります。突然のことが多いので、慌ててしまわないよう基本的なマナーや文例を知っておくと安心です。今回は、弔電を会社から送るときの基本的なマナーと文例をご紹介していきます。

弔電を会社から送る場合

弔電を会社から送るときは、自社の社員が亡くなった、そのご家族が亡くなった、取引先の方が亡くなったなどの場合です。もし、このような訃報を聞いた場合、本来であれば通夜や葬儀に参列する方が望ましいですが、参列できない場合には弔電を送ります。会社では弔電に対する規定が設けられていることが多いので、確認して対応をすることをお勧めいたします。

会社から弔電を送るケース

会社から弔電を送るケースは大きく以下の3つの場合が考えられます。

1.自社の従業員が亡くなった場合
2.自社の従業員の家族が亡くなった場合
3.取引先、関係会社の経営者や社員が亡くなった場合

会社から弔電を送るときの対応については、会社の決まりがあることが多いので、社内規定について確認を行いましょう。

弔電はいつ読まれる?

弔電は、一般的に告別式の途中で弔電披露という形で読まれることが多いです。(通夜に読まれることもあります。)
近年、家族葬が増加傾向にあり、弔電を辞退される場合があります。その場合は、会社で弔電を出すと決まっていてもご遺族の意思を尊重することが大切になります。

弔電を送るタイミング

弔電は、訃報を聞いたらすぐに手配をしていきます。弔電のお届け日時は、お通夜や葬儀・告別式の数時間前が望ましいです。参列できなくても迅速にお悔やみの気持ちを伝えることが大切です。

会社から弔電を送るときに確認すること

会社から弔電を送るためにはいくつかの項目を確認しなくてはなりません。急なことで慌てないようにどのような点に確認をすべきか整理しておくことをお勧めします。

取引先へ弔電を送るときのマナー、電報代を経費計上する場合の勘定項目については下記の記事で解説しています。

通夜・葬儀・告別式の確認

弔電は、一般的に通夜や葬儀、告別式が行われる会場・斎場・自宅宛に送ります。弔電は、告別式で読み上げられるので、その会場の住所・電話番号や式事の日時を確認しておきましょう。火葬のみ行われる斎場では弔電の受け取りが困難な場合があります。その際は、喪主や遺族の自宅あてにお届けするほうがいいでしょう。

故人・喪主・続柄の確認

一般的に弔電の宛先は、故人ではなく喪主になります。そのため、故人のお名前はもちろん喪主のお名前、続柄の確認も必要になります。

喪主からみた続柄に応じて、弔電のメッセージ内で使用する敬称を決めます。
それぞれの敬称については以下をご参考ください。

父:ご尊父様
母:ご母堂様
夫:ご主人様
息子:ご令息様
娘:ご令嬢様

喪主と面識がなく、喪主以外の遺族宛に弔電を送りたい場合は、喪主の氏名を確認した上で、宛名は「〇〇(喪主の氏名)様方 △△(知人の氏名)様」とするとよいでしょう。

宗教の確認

宗教によって弔電に使える言葉、使えない言葉が異なります。故人がどの宗教を信仰していたのか、宗派まで確認しておくと安心です。

例えば、仏教の場合「浮かばれない」「迷う」という言葉は控えた方が良いとされています。成仏が困難となる、と考えられているためです。また、宗派によって「冥福」「霊前」などの言葉は使えない場合があります。

キリスト教の場合、「成仏」「供養」などの言葉は使うことができません。

弔電を送る時の注意点

弔電を送る時、いくつか注意しなければならない点があります。故人や遺族に失礼のない対応ができるように、注意点をご説明していきます。

差出人の情報はしっかり記す

弔電の差出人の情報はしっかりと記しておきましょう。弔電の場合、ご遺族がお礼状を出すことが多いため、出来るだけ手間がかからないように、名前だけでなく、会社名・部署名・肩書き住所・連絡先を記しておくと丁寧です。連名の場合は、「○一同」などにします。

忌み言葉に注意する

忌み言葉を使うと、災いや不吉なことが起こるとされているため、弔電には忌み言葉を使わないようにしましょう。

同じ言葉を繰り返す重ね言葉は、不幸が続くと考えられ、弔電では使われません。
重ね言葉と同じように繰り返しを連想される言葉は、避けるようにしましょう。
例:重ね重ね、くれぐれも、いろいろ、皆々様、また、再び、

また、亡くなる、亡くなったなど直接的な表現も避けるようにし、「ご逝去」などの言葉に置き換えると適切な文面で弔電を送ることができます。

弔電の文例

訃報は急なことが多いため、弔電の文面を一から考えるのは難しいことかもしれません。そんな時に困らないよう弔電の一般的な文例をご紹介していきます。

社員や取引先に送る場合

社員や取引先に送る場合は、簡潔にお伝えするのが望ましいです。
以下のような文例を使用することをお勧めします。

「ご逝去を悼み、心からご冥福をお祈り申しあげます。」

「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。」

「社長様のご訃報に、弊社社員一同、謹んで哀悼の意を表します。ご遺族の皆様ならびに社員ご一同様に、心からお悔やみ申しあげます。」

故人がご家族の場合

社員や取引先のご家族の訃報の場合は以下のような文例が一般的です。

「ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげます。」

「ご母堂様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。」

「ご令嬢様のご逝去の報に接し、心より哀悼の意を表すと共に、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。」

その他お悔やみの文例についてはこちら

まとめ:弔電は迅速に弔いの意を伝える

弔電は、突然のことが多く、どうしたらよいか慌ててしまうことが多いと思います。そうならないよう基本的なマナーや文例を頭にいれておくと落ち着いて対応ができます。

弔電は迅速に手配し、弔いの意を伝えるものです。会社では、その際の規定があることが多いため、担当の部署へ一度確認しておくと良いでしょう。

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